下田にある清流荘に行ってみたい!
どんなサウナ?
アクセスは?
宿泊するお部屋はどんな感じ?
この記事では、こんな疑問を解決します。
この記事の内容
『フィンランドのサウナ小屋に入ってみたい』
『大きなプール付きのサウナ施設へ行ってみたい』
サウナ好きな方なら、一度はこんなことを夢みるのではないでしょうか?
静岡県下田でこれを叶える施設に出会ってしまいました。
その名は『清流荘』
フィンランド産のケロサウナ、南国なプールサイドがそろう贅沢な空間。
驚くのは、ここが歴史ある日本の温泉旅館であるということです...
近年サウナー達の間でも多数メディアに取り上げられ、人気があり続ける施設の一つです。
私も今まで150以上のサウナ施設を体験してきましたが、
ここの世界観は本当に唯一無二でした!
今回は清流荘のサウナの魅力を実際の体験を元に、たっぷりご紹介します!
宿泊したお部屋やその他の設備も後半紹介していますので、これから旅を計画されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
宿泊予約はこちらから
清流荘の魅力とは?
日本最古のフィンランド産ケロサウナ
そもそも、ケロサウナって何?
『ケロサウナ』とは
-ケロは樹齢200年を超えるパイン(松の木)がそのまま立ち枯れたもの。 高い断熱性と芳醇な香りを放つ「木の宝石」といわれており、ケロを用いたサウナ室をケロサウナと言われたりする。
これで全てがわかる!サウナ用語集【サウナWiki】
つまり、最高級の木材で作られたサウナです!
清流荘のサウナ室で使われている木材は、全てフィンランドから直輸入されたものだそう。
さらにそれを現地の職人を呼び寄せて、一から組み立てたそうです。
つまり、本物のmade in FINLAD!!
ちなみに...建てられたのは、1980年代というから驚きです。 (日本最古のケロサウナ) -参考文献-HAVE A GOOD SAUNA! 休日ふらりとサウナ旅 岩田リョウコ著
1年中南国気分!天然温泉プール
ケロサウナに併設された、もう一つの魅力が天然温泉プールです。
通年30℃前後、オールシーズン入れる水温に保たれています。
ヤシの木も生える外観は、南国リゾート...?
こんな空間で休憩できる温泉旅館があるなんて、
もう行くしかないですよね?
いざ、静岡伊豆へレッツゴー!
アクセス
おすすめは絶景が楽しめる特急電車!
今回使った交通機関
・サフィール踊り子:東京駅~伊豆急下田駅 (2時間30分)
・無料送迎車:伊豆急下田駅~清流荘 (10分)
都内から伊豆への移動は、車または電車でも約3時間かかります。
今回は移動時間もどうせなら景色をゆったり楽しみたいなぁと思い、こちらの特別な特急を選んでみました。
サフィール踊り子 おすすめポイント
・全車両グリーン席
・東京駅から乗り換えなしで快適
・カフェテリア車両で軽食が食べられる
・海のすぐそばを通る絶景が楽しめる
素敵な車窓からの景色を見ながら、2時間半があっという間でした。
忘れられない電車の旅になること、間違いないおすすめの車両です。
ぜひ一度お試しください。
予約はJR東日本のえきねっとから可能です。
踊り子の他にも熱海まで新幹線、その後JR線に乗り換えるという方法もあります。
かかる時間はほぼ同じで、費用はこちらの方がリーズナブルです。
伊豆急下田駅からは無料送迎バス
2時間半で伊豆急下田駅に到着です。
南国な木がお出迎え!
駅の改札を出ると、清流荘の送迎の方が待っていてくれました。
宿泊予約時に送迎時間を指定できます。
すぐ横の駐車場で無料送迎バスに乗り、宿へ。
バスで揺られること10分、門が見えて到着。
玄関の厳かさに驚きます。
フィンランド産のサウナ小屋が中にあるなんて、想像もできない雰囲気ですよね。
それでは早速サウナ・スパゾーンへ行ってみましょう!
サウナ体験
プールエリアからケロガーデンへ
プール・ガーデンスパ
利用時間:AM 8:00 ~ PM 10:00
利用方法:水着着用、男女混浴、予約不要
レンタル水着:〇
水着に着替えて、プールエリアへ。
気持ち良い天気も相まって、気分は南国です!
リゾートなプールを横目に、まずは奥にあるケロサウナを目指しましょう。
プールの奥にKELO GARDENの看板が現れます。
これが、サウナへ続く道です。
ヤシの木がうっそうと生い茂る庭。
途中には噴水も現れました。
異国な雰囲気の中、さらに進んでいきます。
ゆっくり歩いて、30秒程度。
庭の小道の終点に、ついにサウナ小屋が見えてきました!
南国の庭の中に、突然のログハウス。
これがサウナ小屋...すごい迫力です。
ここ南国なの?フィンランドなの?笑
薪が外に置かれているのも、素敵な雰囲気。
シャワーで軽く身を清めて、準備完了。
中に入ってみます!
優しい熱に包まれるケロサウナ
ケロサウナ
利用時間:PM 2:00 ~ PM 8:00
利用方法:水着着用、男女混浴、予約不要
入るとまず感じるのは、ケロの甘い香り!
全てフィンランドからやってきた木材たちなんだと、思うとなおさら感動です。
最上段に座ってじんわりと温度を感じてみます。
無音の空間。
室内を優しく照らすのは、外からの光のみ。
なんて厳かなんだ...
自家製の薪ストーブは、可愛らしい顔~。
なんて侮ってはいけません。
すごい火力なんです。
熱で揺らめく空気の中で、悪魔のように見えてきます。
ロウリュすると、ゆっくり広がる蒸気。
驚いたのは、
しっかり熱くなるけど、決して肌は痛くないということ。
ここで感じたロウリュは他のどこよりも、優しさを感じました。
ロウリュの熱と、静寂に包まれる幸せな時間。
ケロの香りと手触りに、心も体もリラックスしていきます。
ここでしか味わえない、素敵なサウナ体験でした。
この感動は...忘れられません。
地下水掛け流しの水風呂
サウナ室のすぐ横に、シャワーと簡易的な水風呂があります。
使用される水は地下水掛け流し。
訪れたのは秋だからか、しっかりと冷えていました!(体感 18~20℃)
水質もまろやかで気持ちいい。。
もっと冷やしたい!という方、安心してください。
すぐ横には冷凍庫が。
開けてびっくり。特大の氷!!
後で入れてみましたが、キンキンになります。(震え)
随所にサウナ愛を感じる...
素晴らしい設備に感謝ですね。
南国なお庭でインフィニティー
水風呂から上がりフラフラしながら、すぐ横の素敵な休憩スペースへ。
たくさんのインフィニティーチェアが待っていました!
思いっきり寝転び、上を見上げてみます。
ポカポカの陽気、青い空をバックに背の高いヤシの木が祝福してくれました。
『ああ、これが天国かもしれない。』
そんなことを考えてしまうくらいの気持ちよさに、
時を忘れて、リクライニング....
プールサイドで極楽リゾート外気浴!
インフィニティーでの休憩もすごくいいのですが、特におすすめしたいのは休憩場所は、プールサイドです。
見てください!この優雅な椅子の置かれ方。
水上で寝そべる極楽体験...
チェアの数は十分、隣との距離も十分にあるので広々使えます。
横たわってみると、体を吹き抜ける心地よい風。
ブワーっと海からの息吹を感じながら、意識ははるか彼方へ。
最後はプールにプカプカ浮いてみました。
入ってびっくり、肌さわりがとろっとしています!
プールの水は、なんと温泉。
温度もぬるくて、ちょうどいい!
体が無重力となり、天まで昇るような脱力感。
『ああ、ここはやはり天国なのか?』
ちなみに浮き輪も無料で貸し出しもあります!
完全に体を預けたい人は浮き輪にお尻を入れて、プカプカ浮くのも最高ですよ!
まさにフィンランドのケロサウナから、南国のリゾートの【はしごサウナ】
ここでしかできない、最高の体験ができました!
テルマリウムで古代ローマ気分
利用可能時間: AM 8:00~11:00 PM 2:00~10:00
早朝&夜も利用できるのが便利。
プールサイドにある、もう一つのサウナがこちらです。
一風変わって、ローマ風な造りに入り口からびっくりします。
利用できる時間がケロサウナより長いので、
日中はケロサウナを楽しみ、朝と夜はこちらを利用しました。
アロマがほんのり香る、スチームサウナが2部屋あります。
温度はマイルドですが、湿度がかなり高くて驚きました!
視界がほぼないほど...笑
じっくり体を温めることができます。
2つのサウナの間の休憩スペースには、珍しい一人用の足湯が。
ここでもアロマが入っており、いい香りがしました。
体を温めた後の休憩は、こちらの特別な椅子で。
だたの石の椅子に見えるけど...?
ただの椅子じゃないんです。
温泉が中に流れているから、温かいんですよ~!
この椅子の温かさが絶妙に気持ちいいんです。
まどろんでしまい、一度座るとしばらく立ち上がれません。
うたた寝するのも最高ですよ...
補足:関東のサウナ施設だと、『新橋のアスティル』や『横浜のスカイスパ』の女性側で同様の椅子を体験できます。
プールサイドを眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごせました。
早朝、人がまばらな時間に楽しむのもおすすめですよ。
ガーデンスパで体験できる設備まとめ
・フィンランド産の本格ケロサウナ
・南国のリゾートプール
・ローマ風のテルマリウム
まるで世界のサウナを旅するような、ここでしか味わえない素敵なサウナ体験。
ぜひサウナーの皆さん全員に、味わってほしいです。
宿泊予約はこちらから
その他の館内設備
歴史ある内湯と露天風呂
利用時間: 終日(清掃11:00~14:00以外) AM0時に男女入れ替え制
ガーデンスパでおなか一杯になりそうですが、そもそもここは温泉旅館。
世界のサウナを体験した後は、日本の温泉も楽しんじゃいましょう!
プールエリアに隣接した建物に男女別大浴場があります。
サウナやプールを楽しんだ後、〆に温まるのに便利でした。
内風呂も露天風呂も源泉かけ流しです。
なんと湯の湧き出る総量は毎分506Lだそう!
いつ入ってもフレッシュな温泉が楽しめちゃいます。
見た目は無色透明。
肌さわりは少しとろっとしていて気持ちよかったです。
pH8.2の弱アルカリ性で、美肌効果もあるんだとか。
プールと同じ温泉!
肌に優しい感じがよかった~。
美味しい懐石料理が食べられるレストラン
清流荘に宿泊するなら、ぜひ食事付きプランを予約してみてください。
下田の新鮮な食材を使った会席料理は本当に絶品でした!
食事は館内のレストランで、できたてを食べられます。
今回は2番目のグレードのコースを注文!
アワビの踊り蒸しに惹かれて...(よだれ)
前菜から素敵な三品。
イクラと山芋がナイスコラボでした。
季節の魚と、伊勢海老のお刺身がドンッ!
ぷりぷりのエビがたまらなく美味しかったです...
焼き物の太刀魚もこれまた新鮮で、ふっくらほくほくでした。
メインはお待ちかねのアワビです!
じっくり蒸された後は...
バターをかけて、ジュワーと溶け合ったままパクリっ。
あまりの美味しさに、家族全員が無言で頬張ってました。笑
サウナでしっかりととのった後、下田の海の幸を堪能できるフルコース!
最高の夜の宴に、大満足でした。
厳かな雰囲気のロビーと優雅なデッキ
食後の休憩にロビーへ行ってみました。
雰囲気を一言でいうと、『渋い』。
ネガティブに聞こえますが、いい意味でシックで厳かな雰囲気があります。
抑え目な照明と、古き良きインテリア。
歴史ある、内装をあえて残している気がしました。
スパエリアとのギャップがたまらないですね。
照明はどれも同じものはなく、独特な形。
お気に入りを探すのも楽しいですよ~。
オリジナルサウナグッズや、書籍の販売もありました。
たくさんのサウナ本で紹介されるほど、サウナー人気があるのが伝わってきます。
ロビーからは遊歩道に出られるデッキに行けます。
ここの雰囲気がまたいいんです。
朝食後に訪れると、無料のお茶セットをいただけました。
よく手入れのされたお庭を眺めながら、コーヒーを飲むゆっくり朝のひと時。
静かで優雅な時間が、ゆっくりと流れていました。
遊歩道では川を眺めながら、散歩もできて楽しいです。
時間があればぜひ寄ってみてください!
泊まって大満足!半露天風呂付きのお部屋
定員 | 1~4名 |
広さ | 62㎡ |
設備 | 半露天風呂(源泉かけ流し)、テラス |
宿泊料金 | 1泊2食付き 38000円/人~ *時期やプランによって変動あり |
最後に今回宿泊したお部屋をご紹介します。
このお部屋を選んだ決め手は、
ずばり半露天風呂が付いていることでした!
内装はリノベされていて、清潔感があります。
ベッドで寝たいけど、和室もほしい...という願いも叶いました。
楽しみにしていたお風呂へ。
思わず『広い~!』と叫んでしまうほどです。
お部屋のお風呂とは思えないほど、ゆったり使えます。
出るお湯はなんと源泉かけ流し!
24時間、好きな時間にお部屋で温泉を楽しめました。
温泉とは別に水を出すこともできるので、温度調整をしっかりできるのもよかったです。
外の空気を吸いながらの温泉は、最高!
風呂上りはテラスへ。
ここからの景色もかなりいいんです。
川の流れをゆっくりみながら、ぼんやり。
『素敵なお部屋に泊まれてよかったなぁ。』と和みながら、
大満足の旅は終了です。
宿泊予約はこちらから
まとめ
今回は下田にある、清流荘でのサウナ体験をご紹介しました。
どれも他では味わえない、素敵な体験の数々でした。
今でも、『また必ず行きたい』と思う施設の一つです。
ぜひ日本最古のケロサウナを、味わいに行ってみてください!
一度行ったら忘れられない、サウナ体験が待っていますよ。
ではまた次の旅でお会いしましょう。
『サウナも温泉も楽しみたい方は、こちらの記事もチェック!』
基本情報
施設名 | 蓮台寺温泉 清流荘 |
アクセス | 電車の場合: 伊豆急下田駅より車で8~10分 伊豆急行「蓮台寺駅」より徒歩5分、車2分 両駅からは無料送迎あり、予約時申込可 |
今回の宿泊料金 | 【東館】和洋室 半露天風呂付 1泊2食付き 2名利用時 37,728~51,364円/人 *時期により変動あり |